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  期 日 : 2005年9月8日(木)〜12日(月)
【写真上:ニューヨークヤンキース松井秀喜選手にストリートチルドレ芸術祭カレンダを手渡した、小嵐中
 生徒会長。時差による睡眠不足で、疲れている様子ですが、しっかりと責任を果たしました。左から、中
 島校長、松井選手、小嵐中生徒会長】
【写真左:ストリートチルド
 レン芸術祭カレンダー、松
 井選手選考1月のページに
 サインをいただいている】
【ストリートチルドレン芸術祭カレンダー松井選手選考の絵、1月に直筆サインをいただきました】
【9月8日(木)成田空港:いよ
 いよ、ストリートチルドレン芸
 術祭inニューヨークへ出発。
 出発ロビーで待つ、左から、田
 中,生徒会長,中島の3人】
【ニューヨーク時間9月8日(木)午後:世界貿易センター跡地の前】
現地時間9月9日(金)昼食時間帯
  松井秀喜選手に手渡す、小嵐中学校生徒のメッセージを確かめる
生徒会長。やや緊張気味である】
【9月9日(金)午後4時15分頃:国連機関WAFUNIF総裁ホープ・ホワイト・デービス女史を訪問し、ストリ
 ートチルドレン芸術祭活動を伝えるとともに、カレンダーを手渡す。私たちと気さくにお会いしてくださり、
 田中さんを中心とした活動に理解を示してくださった。】
【9月9日(金)午後4時30分、ユニセフ訪問:
   ユニセフ事務局次長丹羽敏之氏に面会する。
  小嵐中学校のストリートチルドレン芸術祭活動の
 取り組みや、今後の活動について生徒会長がメッ
 セージを渡す。
  丹羽事務局次長は、中学生の取り組みを評価し
 てくださり、ユニセフとして協力できることを考
 えると話してくださった】
【9月9日(金)午後5時頃:
 国連関係機関で働く方々の勉
 強会でストリートチルドレン
 芸術祭の取り組みについて発
 表する小嵐中生徒会長】
<生徒会長のメッセージ>
  こんにちは、僕は、日本の静岡県にある熱海市立小嵐中学校の生徒会長です。僕たちの学校は、豊かな自然に
囲まれた山の中の小さな学校です。恵まれた環境を生かして「緑の少年団」を結成し、木の観察や森の環境整備
などを行っています。また、福祉やボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。
  そして、今年は、愛知万博の市民プロジェクト「ストリートチルドレン芸術祭」に参加・協力させてもらって
います。ストリートチルドレンが描いた作品の収集や保管、インターネットへの登録・発信などが主な仕事です
が、生徒会執行部や3年生を中心に独自の活動もしてきました。作品を送ってくれた子どもたちの国について調
べて地図に作ったり、子どもたちのメッセージをいろいろな国の言葉に翻訳して掲示したりしました。また、ス
トリートチルドレンのことをよく知ってもらうために、他校の生徒会に働きかけ、作品展を開いてもらったり、
芸術祭のテーマ曲のCD制作にも協力したりしました。
  このような取り組みの中で、僕たちには想像もできないような厳しい生活をしている子どもたちから多くのこ
とを学び、様々なことを感じることができました。ドラッグと隣り合わせの生活を送っていた子どもの絵は、一
面灰色の空の絵でした。また、「一番住みたい家」というテーマで、お母さんのお腹の中を描いた15歳の少年
の絵もありました。「生まれてから今まで一番安全な場所だから」という説明文を読んで、とても衝撃を受けま
した。食べ物にも困る状況におかれながら、明るくきれいな色で力強く描いてくれた子どももいました。
  僕たちは、芸術祭を通して、恵まれない環境の中でも一生懸命生きている子どもたちからのメッセージを受け
止め、世界中に子どもたちの笑顔があふれる日が来ることを祈りながら、そのメッセージを多くの人たちに伝え
ていきたいと考えています。
  今回、寄せられた作品の中から芸術祭の集大成として12枚の絵が選考され、素晴らしいカレンダーができあ
がりました。このカレンダーを通して多くの国の大人や子どもがストリートチルドレンのことを理解し心の交流
を持つことができればいいなと思っています。
  僕たちは今、絵を描いてくれた子どもたちの名前を書いたプレートを作り、小嵐の森の木に飾って、子どもた
ちの幸せを願う「平和の森」を誕生させようという計画を進めています。僕たちにできることは、小さなことか
もしれませんが、人との出会いを大切にし、そこで得た発見や感動を世界中の人たちと共有していけたらいいな
と思っています。
  今日、このような場所に僕が来させていただいたことも、多くの人たちとの出会いによって実現したことであ
り、また、ここから新たな、交流が始まる第一歩だと思っています。本当にありがとうございました。
【9月10日(土)午前10時30分頃:国連本部前庭にある武器を
 追放し世界から紛争をなくすことを願うモニュメントの前。右側
 の女性は、土井香苗さん(大学3年の時、司法試験合格)。難民救
 済へ向けた弁護活動に取り組む。土井さんに案内していただきま
 した】
【9月10日(土)
 午前10時30分頃:
 国連本会議場前】