<発表の概略>
2005年1月、「小嵐の森」語るシ
ンポジウムが行われた。国連WAFUNIF親
善大使の田中章義氏との出会いが「スト
リートチルドレン」とのかかわりのはじ
めであった。生徒たちは、地球上から1
秒間にサッカー場一面分の緑が失われて
いること、フィリピンの15歳の少年が
描いた「将来自分が住みたい家」(写真
左上)が「生まれてから今まで一番安全
な場所だから」という「お母さんのお腹
なの中」の絵の説明を聞き、心が揺り動
かされた。
後日、「ストリートチルドレン芸術
祭」への参加 要請もあり、世界で苦し
んでいる 同世代のストリートチルドレ
ンのために自分たちでも何かできない
か、と教員生徒でプロジェクトチームを
作り、ストリートチルドレンへの手紙の
返信、小嵐の森の枝や小石を使った額縁
や御守りを作って、ストリートチルドレ
ンへプレゼントしたり、世界のストリー
トチルドレンマップの作成などの活動を
している。また、「ストリートチルドレ
ン芸術祭チャリティーカレンダー(写真
2段目:2007年版カレンダー7月の絵は
小嵐中学校生徒が選びました)」の絵の
収集先となり、その絵画を学校内に常設
展示している。
生徒たちは、「2005年はストリー
トチルドレンとの出会いの年、2006
年はストリートチルドレンとの絆を深め
る年。自分たちのできることに精一杯取
り組もう」と目標をたて、「ストリート
チルドレンとの交流の輪を広げ、彼らの
心の支えになりたい」という願いを胸
に、全校一丸となって今後も活動を続け
ていきたい。 |