「伝えよう 見知らぬ世界の子どもたちの声! 〜歌人 田中章義さん〜」
「こども放送局」は、学校週五日制度に
伴い、文部科学省が新しい施策として平成
11年度より発足させました。放送は、第1,
第2,第3,第4土曜日の午前11時から、
文部科学省エル・ネット(教育情報衛星通
信ネットワーク)を使って行います。一般
の家庭では視聴できないCS放送で、受信
できる所は、公民館,図書館,博物館など全
国2千カ所余りです。
 歌人である田中章義さんは、「地球版 奥の細道」づくりを目指し、世界各地に歌枕を探す旅を
続けています。
     星 数多(あまた)あれども 空はただひとつ
               モンゴルに立ちて今 眺めれば
 モンゴルの大地で詠んだこの歌により、国連の平和活動を支援する外郭組織WAFUNIFの国連親善
大使アジア代表に選ばれました。(フランスのサッカー選手ジダン,  イタリアのオペラ歌手アンド
レア・ボッチェリなど世界で7名の中の一人)親善大使となった田中さんの旅は、地球上の負の磁
場(紛争,環境破壊の地)にも向かっています。
 その土地だからこそ感じた「言の葉」を、その土地に植え、いつまでも生き続ける。「民族紛
争,環境破壊などの犠牲となって生きるこどもたちが世界中にたくさんいます。その現実をより多
くの人に伝えるのが、私の役目」と語る田中さんの生き方や数多くの出会いを紹介することを通じ
て、子どもたちに「まだ見ぬ人(世界)を想える心」を養うことの大切さを伝えます。(内容企画書
より)
 本校生徒は、「将来の夢」と題した短歌を作り、出演しました。左の短歌は、放送で紹介したひとつ
です。
 右の写真は、生徒会長が、小嵐中学校を
番組で紹介している様子です。出演した全
員が、自作の短歌を紹介しました。その後、
世界のこどもとの交流「ストリートチルド
レン芸術祭」について、小嵐中で取り組ん
でいることを紹介しました。短時間のリハ
ーサルでしたが、自分の考えをはっきり述
べ、放送担当者の顔は、満足げでした。
            <テレビ電話に向けて、スタジオへ自作の短歌を紹介する姿>