2月19日(木)シンガー・ソングライター、つばさ(本名:竹内翼)を講師に招き、くろたけ学
習で交流授業を行いました。きっかけは、2009年ストリートチルドレンカレンダーに掲載さ
れた、「ともだち〜世界中のこどもたちへ〜」(作詞:小嵐中学校の生徒たち)の詩に曲をつけ、
東京で行われた交流会(12/27)で披露してくれました。そのCDが3学期になり届き、給食の時
間に流していました。このようなことを彼に伝え、一度、小嵐中学校生徒たちに披露して欲しい
とお願いしたところ、承諾いただき今回の出会いとなりました。
  3年生の授業では、歌の交流を中心に行いました。
「わたしたち小嵐中生の詩でこんなに素敵な歌を作ってくれたことに、とても感謝しています。
親しみやすいメロディーとつばささんの心のこもった歌にとても感動しました。昼休みによく教
室で聴いています。この歌は本当に心に響いてくる歌だと思います。たくさんの人に聴いて欲し
いです。わたしもこの歌を歌いたい、歌うことでストリートチルドレンのことをたくさんの人に
知ってもらいたい。そう思いました。」
 そして、3年生は「同じ星に暮らすたった一つの命へ」の3部合唱を、つばささんに聴いても
らいました。

 続いて2年生との授業です。2年生は
職場体験終了後でもあり、彼が音楽の世
界で生きようと決意し、職業人としての
苦労や夢を語ってもらいました。2年生
の「進路」や「生き方」に関する質問
は、@ストリートチルドレン関係の活動
に取り組みはじめたきっかけA音楽関係
の仕事を目指してきた苦労や努力。誇り
に思っていることB生き方に関する内容
などに大別できました。その答えの一例
として、「思春期の時代に音楽に励まさ
れ、歌を通してだれかの励みになりたい
と思った」「迷う時期や誘惑に惑わされ
そうな時もあったが、今何が必要かを自
分に問いただして乗り越えるよう努力し
てきた」と話してくれました。

 1年生は、田中さんからアフリカの子どもの状
況について話を聴きました。田中さんは、1週間
ほど前、JICAの仕事でアフリカやアジアの国
々を視察し帰国しました。話の中身は、新鮮さで
いっぱいでした。現地で撮影した貴重な写真を使
っての話は、とても興味を引かれるものでした。
ザンビアでは、施設で生活している子どもは、み
な制服を着ているそうです。これは、誘拐防止の
一つだそうです。この子どもは、身元がはっきり
しているという証となり、連れ去られて少年兵と
して訓練され戦争に利用されないための、一つの
方策だそうです。
 放課後は、生徒会執行部と懇談を持ちました。21年度も生徒会として、ストリートチルド
レン芸術祭活動に参加協力をしてもらえるかとの依頼を受けました。生徒会は、承諾し活動の
継続を約束しました。そして、生徒会執行部は、これからの活動についての思いや願いを語っ
てくれました。また、2年生が描いた絵本を見て、田中さんから、高い評価を頂きました。