伊豆にある小型発電所(梅木発電所)見学2009年7月7日版


伊豆にある小型発電所を見学しました。出力は超大型風車による発電の1/3程度ですが、風がないときも発電していますから、実際には超大型風車以上の発電をしていると考えられます

 梅木発電所が作られたのは1911年ですから100年近く前であり、重要文化財として指定する価値がありそうです。






 





天城山系には年間3000ミリ(東京の約2倍)の降雨があり、伊豆半島は水資源の宝庫です。 この規模の水量があれば自然と調和のとれた小規模発電所を多くのところで建設可能です。


 


水圧管ですが、わずか8.3mの落差しかありません。 この程度の落差の発電なら自然破壊がほとんど問題になりません。











 
ゴミが取り除かれ発電の役割を終えたキレイな水は、大見川を経て駿河湾に注がれ、駿河湾の豊かな漁場を支えています。











 


水路に分かれ道があり、田んぼに水を供給しています。

 導水路途中にあるレンガ造りの水道橋です。
明治44年の建築当時のままの姿で、伊豆の大震災にも耐え、通称「眼鏡橋」です。 後世に残すべき価値ある文化遺産ではないでしようか。











 
発電した電気はこのミニ変電所を通り、供給されます

 
このような小型水力発電は多数の地点で可能であり、もっと小型の水力発電ならさらに多数の地区で可能です。 大型ダムを伴う発電所建設や超大型風車建設による発電と違い公害を発生せず、景観破壊もない。ゼネコンがもうからないのが欠点かも知れませんが・・・。
 
 
伊豆で本当のエコ発電ならこのようなミニ水力発電と太陽光発電を推進すべきではないでしょうか。


会員全員の住む伊東では・・・伊東市にある奥野ダムは、「多目的ダム」つまり何の役に立っているかまったく不明で、水の停留のための水質悪化作用があるだけではないかと考えられるダムです。発電に使えばかなり大出力の発電所ができ風車多数が無用になるはずですが・・・。

資源エネルギー庁の調査2004.3では、ミニ水力発電の可能性について680万kwという数字を示しています。  




 







 



 


この数字は明らかにおかしい。小さい流れは大きい流れの数よりずっと多いのですから、規模が小さいほど設置可能箇所は飛躍的 に大きくなるのが当たり前です。ですから右の真ん中から上のほうの数字はずっと大きくなるはずで、全体の発電量も大きいはずです。 680万kwは風力発電や原子力発電で儲かる人々がでっちあげた数字ではないでしょうか。  

 


伊豆のやまなみ景観研究会

熱川住民自治会による公害調査の疫学

達磨山風車は台風に耐えられるか

三筋山にも巨大風車








2000kw級巨大風車の実際の発電量はどの位か
















 伊豆の他地区での風力発電問題・・・風車公害問題や景観破壊問題、超低周波音の問題などについてはまず上記リンクをご参照下さい。 そこから必要に応じて多数の問題点についてのリンク参照ができます。
  南豆の和
風車問題を考える住民の会
ドン・キホーテの会
伊豆熱川風力発電連絡協議会