登山口にて

 写真は曲と無関係で農鳥岳東峰「朝」 9ミリカメラのミノックスBによる白黒写真に彩色。

 
 1963年。
 作曲場所は長野県菅の台温泉近くの橋です。
   今は木曽駒ケ岳に行くためのバスが駒ヶ根駅からロープウェイ駅まで通じていて 知らない間に大田切川にかかる鉄橋をを渡ってしまいますが、当時は長さ150m?位 の木の橋を歩いて渡りました。 その橋を渡る間の作品。  山登りなら楽譜を書く時間に困るような気がしますが、一種の速記記号で書くので 時間はそんなにかかりません。当時使った手帳は現存していませんが、この曲は次のように書 かれていたはずです。





 はじめの部分は音名をすべて書きますが、あと「推定容易と思われる」部分は折れ線 などの曖昧な記号で書きます。 家に帰ってから、その曖昧な記号を復元して五線譜に書く。  ですから家に帰ったときもとの音楽を忘れてしまい復元が難しくなって五線譜に復元した ものはどうもおかしいという場合があります。 そのあと修正復元する場合がありますが 、曖昧な記号の示す範囲内で復元しなおすのですから、その速記記号で書いたときを作曲年 次とし、あとからの修正復元は修正年次としますが、それが楽譜右上にある1978年です。 
 この速記記号は中学1年のときの工夫で、当時は「良い音楽だと思ったら 演奏会であろうが、ラジオであろうが、街頭で聞こえたものであろうが、主要部分を一部 筆記する習慣でした。あとから思い出すのに必要だからです。5線譜の欠点は書くのに時間 がかかる事と、手元を見ないで筆記する事が不可能な事だと思います。

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  「幼稚園時代前半」 1943   「幼稚園時代後半」 1943と44

 「君を愛す」 1954 この続きの3曲も「愛の歌」をはじめ順次入れなおす事にしました。今使用のMac版logic9,10ではWin用logic5やnotatorで入力した楽譜が読めない(楽譜は画面に出るだけで印刷できず、音もでない)   ので入れなおす事になります。 「愛の歌」 1955 58修正 「別れ」 1956 58修正 「再会」 1958

  「朝礼」 1954 「メーデー」 1954
   「ソナタ一番第2楽章」 1955 

  「砂川の思い出」 1958/2016最終修正 
「高原の夕暮れ」 1961/2016修正 
  「深夜の行進」 1961     「退屈な音楽」 1958 
     「ソナタ2番第一楽章」 1961/2012修正     「ソナタ2番第二楽章」 1961     「ソナタ2番第三楽章」 1961/2014  

   「夏山・針葉樹林の登り」 1963     「夏山・霧と這松」 1963
 「呑気な人々」  2014   「6つの前奏曲」1956--2015